【おすすめ本】2023年に読んだ小説ベスト5
こんにちわ♪
今日は2023年最終日!
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
今回は私が2023年に読んだ小説の中で特におすすめな5つをランキング形式でご紹介します♪
ジャンル様々、ぜひ最後までみてね♪
第5位 ハヤブサ消防団
タイトル:ハヤブサ少年団
著者:池井戸潤
ミステリ作家 vs 連続放火犯のどかな集落を揺るがす闘い!
東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。
地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。
迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る—。
連続放火事件に隠された真実とは?
正直著者の池井戸潤さんの本は以前シャイロックの子供たちを読ん依頼、銀行員の知識がない私にとって難しすぎて苦手意識があった。しかし、今回の本はイメージが覆った。知識がない人でも読み易く、誰が教団側の人間か最後までわからず、疑心暗鬼とどんでん返しの連続で終始楽しめた。
何かを信じることは悪くないし、信じるものがあるから頑張れるということも多くある。しかし、弱さに漬け込む宗教は、正直卑怯だ。東京に来て思うが、お散歩をすると宗教の施設はそこら中にある。すべてが悪いとわけでないが、実は身近に潜んでいる宗教団体との距離感はとても大事だと思った。是非、ハラハラドキドキしたい人に読んでほしい。
第4位 汝、星のごとく
タイトル:汝、星のごとく
著者:凪良ゆう
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
普通ではない環境の両親のもとに生まれた主人公のあきみとかい。小さい世界の子供にとって、親という存在がどんなに大きいのか。何故、2人の両親はわからないのか。とんでもなく自己中な親たちに嫌気がさした。島という小さな世界で、噂も世間も気にせず、すべてを受け止める北原先生に胸を打たれた。彼の存在がどれほど2人を救ったか。
不倫、教師と教え子、愛人、育児放棄、友達の死、現代のリアルがありありと書かれており、若い2人が受け止めるには負担が大きすぎる。
もしも私が主人公だったら、現実が耐えきれなくとんでもない非行に走っていたのではないかと思う。それともに、今の私の環境がいかにありがたいかを実感した。
大切な人には沢山会いに行く、素直に気持ちを伝える、誰かのために我慢はしない、この3つをしていきたいと思った。思ったような人生を生きれていない人ほど読んでほしい1冊。
第3位 6人の嘘つきな大学生
タイトル:6人の嘘つきな大学生
著者:朝倉秋成
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
『教室が、ひとりになるまで』でミステリ界の話題をさらった浅倉秋成が仕掛ける、究極の心理戦。
めちゃくちゃおもろかった。正直、犯人は予想外。
結局私たちは、表も裏もある。表だけを見て、いい人とか裏だけを見て、悪い人とかどっちかだけの人なんているわけない。
特に就活は、表のいい面だけをアピールしがち。そんな姿を見て嫌気がさして奇行をしまう気持ちも正直わかるなって共感できしまった。
ハラハラドキドキしたい人、就活を終えて数年経っていろんな現実を見た人に是非読んでほしい。
第2位 正体
タイトル:正体
著者:染井為人
夫婦とその息子を殺害した罪で死刑判決を受けた少年が脱獄。 脱獄期間、その先々で出会う人たちは、少年が世間を賑わしている脱獄犯であると感づきつつも、葛藤の末、少年を守る流れとなる。 少年は本当に罪を犯したのか、なぜ逃げているのか、最後はどこに向かうのか。
ラストは涙が止まらない。誰よりも賢く、心優しい主人公だから、招いた結果にやるせ無い気持ちでいっぱいになった。
未成年の少年が抱えるには、大きすぎる。どんなに心細かっただろうか。正直よくここまで1人で考え、行動し、耐えたと思う。私なら、全てにおいてできなかった。人間の優しさ、強さ、弱さ、疑心暗鬼、いろんな感情を味わうことができるそんな1冊。
私が一番心を動かされたのは、第4章の脱獄から283日。冤罪の罪を着せられ、職をなくし住み込みのアルバイトをしている渡部に放った言葉である。
「冤罪だと言ったら、君を信じてくれるか?」
「僕は信じます。」
と主人公の鏑木は即答だった。彼は、世間の声、周りの意見に流されず、渡部本人の言葉を信じると言ったのだ。
渡部はどれほど、その一言に救われただろう。今まで誰に言っても、信じてもらえなかったのに。たった一言で命が救われたのだ。言葉の力、信じてくれる人がいる心強さのパワーは計り知れないと思った。
私はこの本を読んで人のことを大事に思い、自分の正義を貫くそんな鏑木の生き方を真似したいと思った。とにかくたくさんの感情に触れたい人に読んでほしい。
第1位 同志少女よ、敵を撃て
タイトル:同志少女よ、敵を撃て
著者:逢坂冬馬
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?
本屋大賞に選ばれた「同志少女よ、敵を撃て」は、第2次世界大戦中の旧ソビエトとドイツによる「独ソ戦」が舞台。
日本が舞台の第二次世界大戦の映画や本は今まで読んだことがあるが、ロシアが舞台のものを読むのは今回が初めてだった。
たった80年前にこのような出来事があったと思うと胸が痛くなる。戦争の描写を思い浮かべると涙が溢れてきた。
主人公からしたら家族を殺した敵は相当憎いけど、その敵も一概に悪者と言えない。
戦争というのは、人間を人間でなくしてしまうのだと思う。人間の感情のまま戦争に行けば、即殺されてしまう。この先何があろうと、戦争は起こしていけない。改めて、今の平和な時代を生きているすべての人にこの事実を知ってほしい。いや、知らなければいけない。
特に女性にこの本に触れてほしい。
まとめ
2023年小説ベスト5
第1位 同志少女よ、敵を撃て
第2位 正体
第3位 6人の嘘つきな大学生
第4位 汝、星のごとく
第5位 ハヤブサ消防隊
2023年ベスト5気になる本はありましたか?
年末年始連休でいつもよりも時間ができる人もいると思います♪
是非この機会に触れてみてください!
って言っても、中には活字が苦手だって人もいると思います。
正直私も苦手です。そんな人には聞く読書がおすすめです。
ちなみに私はオーディブルを活用し、
いつも2.5倍速で通勤や朝の化粧の時間を活用して聞いています♪
例えば、『6人の嘘つきな大学生』は再生時間が9時間47分ですが、2,5倍速なら3時間55分ほどで聴き終えることができます。
なので、2〜3日あれば1冊の本を読むことができます。
12万冊以上の本が読み放題の対象となっているため、あなたが読みたい本も見つかると思いますよ。因みに私が紹介した5つもすべてあります。
初回30日間は無料なので、気になる人はぜひお試しください!
良かったら、みんなも読んでみてね♪
良いお年を迎えられますように^^